今宵はジャズで

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ジャズライブのお誘いを受けて、渋谷のJZ Bratへ行ってきました。ジャズライブは久しぶりです。ミュージシャンは、ジャズピアニストの大口純一郎さん、その息子さんの大口俊輔さん、パーカッションの小林武文さんで、幅広いジャズからキューバ音楽、ボサノバまでを、ピアノとアコーデオン、パーカッションでの熱演でした。僕が新鮮だったのは、アコーデオンの音色。哀愁を帯びたそのメロディーには忘れていた何かを喚起させてくれるようでしたね。じーんときましたよ。今回のライブのテーマは「Dad&Son's」。親子の共演です。このような形で、父と息子が秀でた才能を分かち合えるなんて、素敵なことだなと思いました。

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先日、外房へと撮影に出かけたんですが、早朝の冷え込みにはびっくりしました。山間部の亀山湖だったせいもあるんでしょうが、零下数度まで下がり陸上のものはみんなしっかり凍ってましたね。温暖な外房だからと高を括ってました。薄手のソックスを持っていってしまい足先の冷たいこと。ダウンのソックスにすれば良かったと思っても後の祭り。日が出るまで我慢するしかないと、痺れる足先を時々手で温めて過ごしました。ごらんの通りボートに付着した霜ががちがちに凍り、桟橋を歩くのもちょっと緊張しましたよ。落ちたら終わりだものね。でもこんな寒い日でもちゃんと魚は元気にアタックしてくるんですよ。湖面に霧がかかった素敵な写真が撮れましたけどね。

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2010年の幕が開きました。明けましておめでとうございます。元日は穏やかな晴天で迎えました。年末は、めでたい鯛を釣りに鴨居へと出かけましたが、後半から南西風が強くなりバシャバシャと水をかぶり海の洗礼を受けてまいりました。終了5分前に真っ赤なマダイを釣り上げられて嬉しかったです。さて、今年はどんな年になるかと思いを馳せる元日ですが、いかがお過ごしですか。この写真は、福島の檜原湖へと冬の風景を撮りに行ったときの写真です。早朝の撮影を終え、車の側で湯を沸かしコーヒーを飲んでいたら頭上の電線に大きなお猿さんが現れたのです。手元にあったカメラを向けると、こちらをにらんで「ギャーギャー」と鳴くではありませんか。望遠レンズが何か猟銃のようなものに見えたのかな。写真撮るだけなのにね。厳しい冬を生き抜く野生動物だから無理もないけど。あと数ヶ月の雪生活、頑張って耐えてよ〜。お猿さん。

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早いもので、もう師走になってしまいました。このところロケに追われて、ブログ更新も滞ってしまい失礼しました。さて、今月のFlyFisher誌の巻頭は9月に行ってきたモンゴル紀行を掲載しております。観音開きを折り込んだちょっと贅沢な作りです。その最後のページに掲載している見開きの写真は、夜中に撮影したものです。とても明るく昼間のようでしょう。下の写真も同じ時に撮ったもので、星の存在を省いたら全くの昼間です。なぜこのように明るくきれに写るかというと、満月の光が太陽と同じ働きをしているのです。僕たちが野営をした数日間がちょーど満月の日と重なり、夜はライトいらずでとても幻想的な世界が体験できました。それとデジカメが高感度撮影に強いという利点があるからです。夜中ゲルの中からはい出して(昼間の疲れでなかなか目が覚めなかった)三脚を立て、カメラにレリーズをセットして長時間露光の開始。その間、星空を見つめていると時々流れ星がすーと落ちていくんです。零下に下がった気温の中で物音一つしない空間。草原と切り立った岩山に月の光があたり鈍く光るその光景。なんと不思議な世界です。露光が終わると、もうすっかりダウンジャケットの表面が氷りのように冷たく、あと1カットもう1カットと進めていたら、本当に体の芯まで冷えてきたので、そそくさとゲルに入り寝袋に潜り込んだ次第でした。

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ヒラメの季節

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立冬を迎えました。冬の到来です。とはいってもこの頃、暖かい陽気が続いています。また秋から冬にかけては、魚が美味しくなる季節でもあります。最近、海釣りでは、鯛釣りが多いですね。ときどきカワハギやイカ、オニカサゴなどにも行きますが。冬のヒラメ、寒ビラメも美味しい魚です。この前、福島の知人から良型の新鮮ヒラメが届き、喜んでごちそうになりました。そこで、マイ包丁を取り出して5枚さばきで解体しました。写真のようにです。そして、皮をそいでさくを作り(ヒレの側に付いているエンガワは別に取り)、ヒラメのお造りを作りました。言うに及ばずその味は絶品でした。話だけですみません。魚は新鮮が一番ですね。

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天城山の文化財

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川端康成の小説「伊豆の踊子」をはじめ、多くの文学作品に登場するトンネルが天城山トンネルです。伊豆半島の河津町にあり、重要文化財になっています。日本に現存する石造道路隧道の中で、最大長の構造物で完成度が高く、明治後期を代表する隧道(トンネル)ということです。車も通行可能ですが、トンネルの手前で車を駐車して歩いて石造りの穴道へと入っていくと、入り口から数メートルで気温がぐっと下がってきます。ひんやりとした空気感にちょっと緊張を覚えながら進みます。白熱電球が一定区間に設置されており、赤みを帯びた柔らかな光が石造りの表面を照らし、遠い歴史を感じさせてくれました。同じように、川端康成を始め多くの作家がこの冷たい空気の中で何を思ったのか、興味深い一時でした。

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秋アジの町

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知床半島のオホーツク海側にある宇登呂港は、北海道ならではの海の幸が豊富に水揚げされる港です。先日訪れた際に、秋アジの水揚げに出くわしました。秋アジは秋サケのことで、秋になると生まれた川へと戻ってきます。雄は白子に雌は筋子で、鍋やイクラで親しまれています。北海道名物のちゃんちゃん焼きも美味しいです。水揚げされていたのは、他にホッケやカレイ、ソイなどなど。本州ではお目にかかれない珍しい魚達にも出会いました。また今年はサンマも豊漁らしく、北海の幸ファンには嬉しいニュースです。あまり長くいると、作業の邪魔になるので、手短に見学させていただき、知床の海へと出かけていきました。今晩は、イクラ丼とサンマの刺身、これ、決まりですね。

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9月頭よりモンゴルへと行ってまいりました。Taimen(イトウ)を求めて大河をキャンプしながら下るという旅でした。モンゴルの首都ウランバトールから国内線でムルンまで飛び、そこからジープで数時間の場所が、ボートで下り始める基地です。ロシアとの国境まで数十キロで、あの極寒の地バイカル湖までもそう距離はありません。たぶん、僕たちのまわり数十キロには、遊牧民のゲルがポツリポツリあるだけで、あとは草原が広がるだけです。4艇のゴムボートはゆっくりと流れに任せて下流へと流れていく。タイメンのポイントは瀬から淵に変わるような、比較的水流が弱い場所。日本でいうイワナが好きそうな場所です。とても大きなフライを使います。ネズミを真似たフライも有力選手。ツーハンドロッドが風を切る。タイメンの他には、レノック、グレイリングなどが釣れ、小さめのフライをガンガン追ってきます。宿泊予定のテント地に着くと、すでに到着していたモンゴル人のスタッフが料理を作っていました。夕刻にはたき火をしながらワインを傾け、スープや煮込み、肉料理などをいただく。至幸の一時でした。大地を割って流れる大河のまわりは、切り立つ断崖が圧巻で、そのスケールに自ずと写欲が沸いてくるんですね。手つかずの大地の存在感は、強烈な印象を私たちに与えてくれました。

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このところ漸く夏の暑さが戻って来ましたね。7月は天候不順で撮影もなかなか思うようにいかなかったなー。そんな最中写真を整理していたら、パタゴニアの写真が出てきてちょっと思い出に浸りました。大型母船の設備やその環境、何と言っても、限られた人間が手つかずの秘境に入っていくそのシステムには驚きでした。各国からの著名人も多く、船上でのディナーでは深夜まで話しが弾みました。写真は、チリの小さな港町プエルトモンのゲストハウスでのカットです。フライキャスティングの神様、故メルクリーガー(左)、アメリカの写真家ブライアンオキーフ(中)、そして私(右)です。出発前の説明会では、期待と興奮で、チリワインをゴックンゴックン。乗船前からみなさんいい気分のようでした。

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今月9月号フライフィッシャーの巻頭ページは、新潟の登川での撮影でした。登場した天海さんが手にした魚は何と39cmのイワナ。取材でこんな大きなイワナが釣れるのは珍しいです。7ページのイワナがジャンプしている写真は、緊張感と瞬間を捉えることができ、満足のいくものとなりました。感謝です! ところが。この写真を撮り終えた数秒後、天海さんの持ったロッドからリールが外れて川へドボン!早速シャッターを押させてもらいました。膝ぐらいの水深とはいえ流れは強く、その白泡の中で39cmの魚体が流心へと走っていきます。水面上ではリールの回収と、絡まったラインを解く作業が大変そう。イワナはまだ付いてる?すると、ロッドティップの先からラインが流心へと引きずり出され、まだ付いてる様子。こうして、その大イワナがランディングされたというわけでした。

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