2008年10月アーカイブ

季節は過ぎたんですが、今年の夏場は、隣の都市公団のビルの立て直しで騒がしかったんです。コンクリートの建造物の地面にはそれ相応の基礎が入っており、緑豊かな公団の敷地が、その基礎を掘り返すことで悲しい風景になってしまった。コンクリートの固まりを砕いて小石ほどの小さな固まりに分けて、その中に入っている鉄柱を取り出してまた分ける。へーこうして解体するんだ、なんて感心したりして。そんな騒音に混じって騒ぎ始めたのが、この油蝉。甲高いハスキーな声は正直ちょっと耳障りな音域なんですね。家の周りは比較的緑が豊かなのでこの油蝉が多いこと。夏の終盤の日、「ジワジワ」と油をいるような音が窓際で始まった。またかと2階に上がると、家のココちゃんが僕より早くその泣き声に気づき、サッシを介して向き合っている。肉球がガラス窓にパタパタと油蝉めがけてアタックする。今日は、猫にとって楽しい日、なんだなと遠目から1枚。蝉の方は、残り少ない時間を分かっているのか、更に大きな鳴き声になって、工事の騒音との大合唱になってました。

081030.jpg

関東近郊の山々では紅葉前線に突入しました。今年の紅葉は、初秋の急激な冷え込みがあったおかげで、例年に比べとても鮮やかだということです。それで、水辺ではないけど、那須の那須岳へ行ってきました。仕事の都合で旬には数日遅めの登山でしたが、山一面に広がる色とりどりの色彩は見事だったなー。早朝から茶臼岳を目指して、牛ヶ首から姥ガ平。山肌の色彩に感動しながら、登山道をてくてくと。お昼近くになってそろそろ下山かなと思っていると、那須ロープウェイの山頂駅から降りてきた人たちが、来るわ来るわ。それもお年の方のカップルが多いのには驚きました。牛ヶ首では茶臼岳をバックにあっちでパチリ、こっちでパチリ。お年パワーに圧倒されて、そろそろ退散することにしました。帰りはロープウェイでと思い、山頂駅に行くとさらに人の数は倍増しています。まさか下界では?と恐る恐る展望台から、駐車場のあるロープウェイの山麓駅付近を見下ろすと、蛇行した道には駐車を待つマイカーの列が、気の遠くなるほど長く出来ている。1年に数日しかない紅葉のお披露目だからしょうがないかと思い帰途についた秋の一日でした。

081018.JPG

暑さが和らんだかと思ったら、秋雨をしょった初秋が到来した。寒に向かう季節。日本列島は北から紅葉前線が流れてきそうだ。そう、色とりどりのカラフルな木々に囲まれて、ロッドを振るのは、この季節ならではの趣がある。まずは北海道だ。写真は尻別川の中上流域。ネイティブレインボーを狙ってキャストは続く。そしてカメラファンにとっても大切な季節で、紅葉を前にするとカメラを構える手にも力が入ってしまう。

081009.jpg

ニュージーランド北島のオークランドの町並みを歩いていた時のこと。チンチンチン、とせわしい金の音がビルの谷間から聞こえたと思うと、何ともかわいい消防車が現れて通りすぎて行きました。角ばった箱形の、丸いヘッドライトを付けた、赤や黄色のカラフルな消防車。事態が差し迫っているようには、どうしても思えないんですよ。僕は外人として、何かのイベントにでも参加しているような気分でした。ましてやオークランドの煉瓦作りの建物が雰囲気を盛り上げて、通行人たちも興味深く見てました。これからニュージーランドは春から初夏に向かう季節。寒さに向かう日本から抜け出して、羊に合いに行ってこようかな。

081004.JPG