梅雨も明けて本格的な夏です。いかがお過ごしですか。この前、秩父の山奥へと取材で出かけました。当日は霧雨混じりの天気で、樹木の間から降り注ぐ光のシャワーは残念ながら望めませんでしたが、霧がかかって幽玄な雰囲気に写欲がわきましたね。車止めから、早朝歩き出し、森林軌道跡をてくてく2時間ほど。それから登りに入り、はーはーと息を切らして1時間半ほど登り、やっとのことで荒川水系の入川源流へとたどり着きました。そこには、人工物など一切なく原生林の森が広がっていて、苔むした岩肌などがとても綺麗でした。同行した源流行の達人、高桑さんは上流へと軽い足取りで進んで行きます。渡渉、へつり、高巻きを要する地形を越えて行くのです。不安定な場所ほどいい被写体が多く、体を曲げた状態でパチリ。時々イワナが水面を走るのが見える。澄んだ木々の匂いに包まれ、ヒンヤリした空気が心地よい。考えて見ると、東京都心から車で約2時間ちょっとに数時間の歩きで、こんな秘境を感じさせる所があるんです。ここは埼玉県!そうなんです。関東にはまだまだ、いいところがたくさん残されているようです。

